2021年9月14日火曜日

全校朝礼

  今週は全校朝礼から始まりました。校長先生からは、「生命の進化の秘密」についてお話がありました。今回のお話を大切に、これから生活していきましょう。先日行われた生徒会選挙の当選報告も行われました。当選された3名を中心に、新中を盛り上げていきましょう!

個人差を、卵の殻に例えてお話がありました。



生活指導主任の先生からは中間テストへ向けてお話がありました。




漢検の合格者表彰の様子です。おめでとうございます!


生徒会選挙当選報告の様子です。選挙管理委員のみなさん運営ありがとうございました!


朝礼講話


 おはようございます。

 きょうは、このゆで卵を使って、なぜ生物は同じ種類でも少しずつ違って生まれてくるのか、という話をします。

 私はスーパーで10個入りの卵をよく買ってくるのですが、一人暮らしなのでどうしても賞味期限以内に食べきれなくなってしまいます。そんな時は、ゆで卵にします。

  ゆで卵の殻を剥いていて、気が付いたことがります。卵の殻の厚さがちょうどいいと思います。これ以上薄かったらすぐに割れてしまいますし、これ以上厚かったら殻をむく時に指を傷つけてしまうかもしれません。 

 でも鶏は、自分が生んだ卵がまさかゆで卵にされるとは思っていません。鳥の卵の殻は、すぐに割れないように、でも、ひなが生まれる時に殻を割りやすいように、厚すぎず、薄すぎず、絶妙な殻の厚さだと思います。

  今、地球上で様々な鳥たちが進化しています。大きな鳥、小さな鳥、どの鳥の卵も同じ殻の厚さだと思いますか。違いますよね。鳥の大きさによって卵の殻の厚さはちがい、大きな鳥になるほど大きな卵を産むので殻も厚くしないといけませんね。

  でも、元々鳥の種類は少なかったと思います。それが、環境の変化に応じて、進化を繰り返し、たくさんの種類が誕生してきました。その進化で大切なことですが、同じ親鳥が生む卵でも少しずつ殻の厚さが違うことです。ちょっとだけ殻の厚い卵、ちょっとだけ殻の薄いたまご。

 例えば、同じ親鳥から5つの卵が産まれたとしたら、そのうち1つは他の卵より殻が厚く、1つは薄かったりします。

 環境の変化により、卵の殻を厚くする必要があるときは、殻の厚い卵が生き延びていきます。殻を薄くする必要があるときは、殻の薄い卵が生き延びていきます。ところが、親鳥が全く同じ殻の厚さの卵しか産まなかったら、環境の変化についていけなく、途絶えてしまいます。

  鳥が、大きくも小さくも進化できたように、元々卵の殻の厚さには、人間でいう「個人差」あるからです。

  私達人間も、同じ親から生まれても、少しずつ違います。世の中を見ても平均的な人たちとは違った人が生まれてきます。それは、環境の変化に対応して行ける使命を持った人ではないでしょうか。そういう人を大切にできるかできないかで、その種族が環境の変化に適応できるかできないかの分かれ道となってしまいます。

  スーパーで売っている卵の殻は、同じ厚さのものが売られていると思いますが、卵アレルギーでなければ、ゆで卵の殻をむくとき、生命の進化について考えてみてください。

終わります。











4/30(火)クリーン活動延期のお知らせ

本日4/30(火)に予定されていました、小中高のクリーン活動ですが、雨天および雷注意報発令中のため5/2(木)に延期いたします。