入学式式辞
今日から新島中学校の生徒になります。
私から新入生の皆さんに中学校で学んでほしいこととして3つお話をします。
一つ目は、自分の大切さとともに他の人の大切さを認められる人になって欲しいということです。特に自分を、大切な存在で、今よりももっと好きになって欲しいと思います。もちろん自分自身まだまだだなと課題意識をもつことも大切ですが、その課題も含めて、今の自分でいいんだ、自分も他の人もかけがいのない存在なんだと思えるようになって欲しいと思います。
二つ目は、社会規範を学んでほしいということです。大人になるためには世の中の様々な人と関わって生きていきます。そんな中でお互いに気持ち良く生きていくためのルール、それが社会規範です。例えば挨拶です。挨拶もただすればいいということではなく、その挨拶で相手がよい気持ちになれているかということを考えて、笑顔と大きな声であいさつできるようになりましょう。そして、誰かが自分のために何かしてくれたときには、心を込めてありがとうと言葉で感謝を伝えましょう。
三つ目は、権利と義務です。中学生になると様々な責任ある立場になっていくでしょう。そしてもっとこうしたいという気持ちももつようになります。もちろん、こうしたいと思ったことを主張することは大切です。ただし主張する限りは、当然本来やるべきことをきちんとやっていなければ、主張に説得力が生まれません。つまり権利を主張するためには義務を果たさなければならないということです。中学生はやらなければならないことも多くなります。ぜひ頑張ってほしいと思います。
この学校の教育目標である「明るく、正しく、強く生きよう」の実現に向けて、この3つをぜひ身に付けてほしいと思っています。頑張ってください。
本校は、生徒一人一人に、教職員全員が、きめ細かく支援し、全力で教育活動を行ってまいります。
保護者・地域の皆様には、引き続き、本校へのご支援を賜りますようお願い申し上げ、式辞といたします。
令和五年四月七日
新島村立新島中学校長 川元 泰史