明けましておめでとうございます。今年も新中ブログをよろしくお願いします。
本日から3学期が始まりました!今年はいつもより少し長い冬休みでした。生徒たちは、家族で初日の出を見に行ったり、お年玉をもらったり、入試に向けて勉強をしたりと、様々な冬休みの思い出を話してくれました。明日から通常授業が始まります。体調管理をしっかりとして、充実した3学期にしましょう!
校長先生の講話では、「デジタルとアナログそれぞれの良さ」についてお話がありました。 |
始業式講話
生徒の皆さん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
まずは、3年生の進路希望が叶うよう願っています。1,2年生は3年生の受験がうまくいくよう応援していきましょう。
1,2年生は4月からの進級に向けて、この3学期にやるべきことをしっかりと行ってください。また、3年生は進路の決定がすべてではなく、立派に卒業していくところまで中学校生活であるという自覚をもって残り少ない学校生活を充実させてください。
まず、デジタルとアナログという言葉ですが、みなさんの学習でいうと、デジタルはクロムブックを使った学習方法、アナログはノートなどを使った伝統的な学習方法として例えることができます。
まずは、アナログですが、アナログの良さは、手で書いて覚えたり考えたりすることで、脳に刺激が与えられ、脳の発達を促します。また、きょうは席書会がありますが、書写は日本の伝統文化であり、受け継いでいってほしいものです。
また、昨年度から朝書写を始めました。静かな雰囲気の中で文字を丁寧に書くということは、気持ちを落ち着かせてくれます。また、字を丁寧に書くということは、その人の信頼感にもつながります。
これからの時代は確実にアナログの部分が少なくなってくると思いますが、文字を丁寧に書くということは常に心掛けてほしいと思います。
次にデジタルの可能性についてです。
この令和3年度からクロムブックが導入され、これまでの新中生が経験できなかった新しい学習方法での授業が始まりました。みなさん上手に使いこなしていますね。
ここで、このデジタル技術を活用した、あるお二人の活躍を紹介します。野球選手の大谷翔平さんと音楽科の反田恭平さんです。おふたりとも、その世界では大変活躍をし、大きな賞を受賞しています。お二人とも現在27歳で、今年は28歳になる方です。この世代の人たちが生まれ育った時代を振り返ってみます。
1994年生まれで、95年にはウインドウズ95の登場でインターネットが身近になり、13歳の時には、学校で総合的な学習の時間が始まり、教科の枠を超えた学習、地域の人たちからも学ぶ授業が始まりました。そして、2007年には携帯パソコンともいえるスマートフォンが登場しました。
このような時代に育ち、お二人とも、伝統的な野球や音楽の練習方法の枠を超えて、デジタル技術を駆使して、才能を伸ばしてきた人たちです。
太谷さんは、自分の練習をデータ化して、トップ選手との違いを明らかにして効率よく練習してきました。
反田さんは、ピアノ演奏などもデジタル化して、自らの練習だけではなく、音楽講師としても後輩の指導に当たっています。
これらは一例ですが、27,8歳世代は、まさにデジタル第1世代と言えましょう。このお二人のように有名ではなくても、この世代の人たちは、普段からデジタルを活用している人が多いと思います。もちろん、その下の26歳以下やそれ以上の方たちも同じだと思います。
もちろん、デジタルがすべてではありません。また。デジタルは目的ではなく、あくまで手段です。このことを忘れずに、アナログの良さと共存させながら、自分の才能を広げ、伸ばしていってください。そのような一年になることを願っています。