生活指導主任のお話 決まりを守って楽しい冬休みにしましょう! |
令和3年12月24日
終業式講話
(礼)今日は2学期の終業式で、この2学期を振り返り、3学期に向けて気持ちを新たにする日です。また、年末でもありますので、この1年間を振り返る日でもあります。
まず、生徒の皆さんは新型コロナウイルス感染症により、我慢を強いられてきたことがたくさんありましたが、日々の授業をはじめ、運動会、文化祭、移動教室、修学旅行などの行事が実施できてよかったと思います。その中で、みなさん一人一人が自分の役割を果たし、協力して責任ある行動がとれましたね。特に行事では皆さんの立派な行動がみられて良かったと思います。また、何より良い思い出を残せて本当に良かったと思います。
また、授業では、考えたこと、まとめたことの発表が日々上達していると思います。その中で、クロムブックもよく使いこなしているなと思います。ただ、クロムブックはあくまでも勉強をする上での道具ですので、その授業のめあてをしっかり意識していくことが大事です。タイピングも上達していますね。同時に、今習字の勉強をしていますが、手書きの良さも大切にしていってください。
ここで、年末に今年一年を漢字一文字で表すという行事が行われますが、きょうは、今年一年をどんな味だったかについて考えてみたいと思います。
まず、実際の食べ物の味について確認します。いろいろありますが、ここでは5つ紹介します。
甘味(あまみ)
・・・元気が出ますね。
塩味(しおあじ)
・・・塩味で食欲が進みますが、とりすぎも困ります。塩梅が大切です。
苦味(にがみ)
・・・ゴウヤ、ピーマン、子供は苦手かな
酸味(さんみ)
・・・ヨーグルト、レモン・・・
旨味(うまみ)
・・・だしの効いたお味噌汁、心もほっとしますね。
では、この一年を振り返るとみなさんはどんな味でしたか。もちろん、料理と同じで一つの味だけではないと思います。まずは、人生における味とは何かを確認してみます。
甘味(あまみ) ・・・楽しかったこと、うれしかったこと、元気が出ますね。
塩味(しおあじ) ・・・塩分は少なすぎても多すぎてもいけないものです。人生においては ストレスに相当します。何かをするときには、緊張感というストレスは必要ですが、逆に多すぎると心が折れてしまいます。
苦味(にがみ)
・・・これはつらかったこと、失敗してしまった苦い思い出などです。でも、その苦い経験があってこそ、次に生かされるので必要な味だと思います。
酸味(さんみ) ・・・レモンのような刺激的な出来事はありませんでしたか。
旨味(うまみ)
・・・食べ物の旨味は昆布、鰹節などの素材の味ですが、人生の旨味は自分の良さや個性を発揮できた自分なりの出来事はありませんでしたか。文化祭では皆さんの個性が生かされていましたよ。
では、今年一年を振り返って、自分の生活の中で味わった味はどれでしょうか。
最後に、子供のうちは、苦いものを避ける傾向がありますが、おいしい料理を味わうには苦味も欠かせません。人生も同じです。苦い思いも含めて人生の味となります。その苦い経験が自分自身を育て、自分の良さを発揮できる旨味にしてくれるものと思います。
来年もそして3学期もいろいろな人生の味を楽しいでほしいと思います。