2020年7月13日月曜日

朝礼講話


令和2年7月13日
朝礼講話
人として一番大切なこと

 生徒の皆さん、おはようございます。学校が再開して約1か月半、学校生活にも慣れてきたと思います。しかし、まだまだ新型コロナウイルス感染症は油断できない状況ですので、お互いに十分注意していきましょう。
 今日の朝礼では、「人として一番大事なこと」についてお話しします。
 新島中学校には、いじめ防止のための基本方針というものがあります。その基本方針に基づいて、生徒向けに易しい言葉で書いたものがあります。それがこの「新中からいじめをなくしていくために」という冊子です。きょうは、これの今年度版を後で配りしますので、是非読んでください。今年度版は、昨年度のものに1点追加しました。それは、新型コロナウイルス感染症に関わる差別やいじめの防止についてです。その部分を読み上げますね。

「新型コロナウイルスなどの感染症において、感染者、濃厚接触者、医療従事者、社会機能の維持にあたる方々とその家族に対する誤解や偏見に基づく差別は許されません。また、見えないウイルスへの不安から、感染が広がっている地域に住んでいる人、咳をしている人、マスクをしていない人、外国から来た人など、特定の対象の方々を嫌悪の対象としてしまうことで、差別や偏見を起こさないことが大切です。科学的根拠に基づいて正しく感染症の対処法を理解し、冷静な判断と行動をとってい
くことが大切です。」
 
また、この冊子には、ドラえもんのキャラクターを例にいじめ防止のことが書かれています。
「いじめ防止における人間関係の構図は、ドラえもんの登場人物に例えると、理解しやすくなります。野比君(被害者)、剛田君(加害者)、骨川君(加勢者)、源さん(傍観者/通報者)ここで、カギを握っている人が、源さんです。傍観者になれば、源さんもいじめに加担することになります。通報者になれば、学級委員の出木杉君をはじめクラスのみんなで担任の我成(がなり)先生に知らせ、早期発見・早期解決につなげることができます。」

 でも、みなさんは、いじめはいけないということは当然わかっていますよね。今から私がお話しする「人間として一番大切なこと」を理解していれば、いじめはなくなると思います。

 ドラえもんに登場する源しずかさんですが、将来、野比のび太くんと結婚するのです。結婚式の前日、しずかさんはお父さんに、自分が結婚することに対して不安な気持ちがあるということ打ち明けました。そうしたら、しずかさんのお父さんは、このようにしずかさんを励ましました。

「のび太くんを信じなさい。のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね。彼なら、まちがいなくきみをしあわせにしてくれると、ぼくは信じているよ」

 どうですか。人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことができる人は、絶対いじめなどしませんよね。人として一番大切なことだと思います。世の中にあるどの職業も、人の幸せを願い、人の不幸をサポートするためにあります。

 またこれは、入学式に私がお話しした、「人は何のために生まれて、何をして生きるのか」の答えも「人の幸せを願うため、人の不幸を悲しみ、支えられる人になる」ということもが当てはまるのではないでしょうか。

 皆さんはどう思いますか。終わります。

1学年 進路学習

  今週から、総合的な学習の時間で本格的に進路学習が始まりました。  1年生では主に「職業」「働くこと」について学習していきます。昨日は、キャリアパスポート「夢を拓く」を開いて、小学生の時の夢やしたいことが何だったのか、そして今は何をしたいと思っているかを考えました。 「何のため...