本日1時間目に修了式が行われ、令和3年度の教育課程が全て終了となりました。代表生徒が校長先生から修了証を受け取り、生徒たちは新学年に向けて心構えができたと思います。学級委員が「学級の反省」を読み上げる際は、クラス全員が自分のこととして、しっかりと学級委員を見て話を聞いている姿が印象的でした。
修了証書授与 |
学級の反省 |
4時間目の離任式では、新島中学校を離任される4人の先生方と最後の時間を過ごしました。感謝の手紙には、先生との思い出がたくさん詰まっていました。一緒に過ごした時間を力に変えて、よりよい新島中学校を築いていきましょう。先生方からの暖かい言葉、ありがとうございました。最後は、恒例の花道をつくり、笑顔でお別れのあいさつをしました。
感謝の手紙と記念品 |
卒業生も離任式に参加してくれました。 |
暖かい式でした。 |
恒例の花道 |
最後は笑顔で |
令和4年3月25日
修了式 講話
生徒の皆さん、先日の卒業式では、在校生としてとても立派でした。卒業生を気持ちよく送り出すことができ、何よりです。皆さんの成長をとても頼もしく思います。
みなさんは、4月になると学年が一つずつ上がります。入学式では、新入生を気持ちよく迎えてください。そして、2年生という中堅学年として、3年生という最高学年として、さらに大きく成長していってほしいと思います。卒業生が残してくださった伝統を基に、新入生とともに新しい新中を創っていってください。
皆さんはこの1年間とても大きく成長しました。それは授業中の積極的な取り組みを見ても、行事などの活躍を見ても、皆さんの成長の様子が実感できます。この1年間、本当によく頑張りましたね。そして大きく成長しました。
皆さんは、入学した時からずっとコロナ禍の影響を受けてきました。学校生活が不自由になってしまいました。これは受け入れざるを得ませんでした。
その上で、皆さんは、できることに集中してくれました。先日の3年生に感謝の気持ちを込めたスポーツ大会と3年生の3年間の写真紹介。素晴らしかったです。皆さんが入学してからずっと感染症という不自由さを受け入れて、その中で、何度か生徒会レクを経験し、そして先日の素晴らしいスポーツ大会につなげてくれました。
このような皆さんの頑張りを見ていて、次のような言葉を思い出しました。それは、
「宿命を受け入れて運命を切り拓く」という言葉です。
宿命という漢字はどう書きますか。掌に書いてみてください。命を宿すと書きますね。元々は生まれ持ってきたものという意味です。生まれる時代や場所で自分では選べませんね。このように宿命とは変えることは難しく、受け入れるしかないと思います。
一方で、運命という漢字を掌に書いてください。命を運ぶと書きますね。これは、自分で変えることができます。自分次第で運命を切り開いていくことができます。
先ほどお話しした、コロナ禍という自分たちではどうしようもない宿命を受け入れて、その中で新中の生徒としてできることを頑張り、学校生活をよくしてくれました。まさにこのことが新中生としての運命を切り開いていくということです。
人と人との偶然の出会いも、偶然であれば自分では選べないので宿命といえるかもしれません。でも、その人たちとどのように人間関係を作っていくかで運命が分かれてきます。どのような宿命であっても、努力と工夫次第で運命は変えられるのです。
宿命を受け入れ、それを前向きにとらえ、運命を切り拓いていってください。みなさんのこれからの学校生活がより充実したものになるよう、願っています。