2022年3月18日金曜日

第75回卒業式

  本日、第75回卒業式が行われ、19名の生徒が無事新島中学校を卒業していきました。この3年間、生徒たちは様々な壁にぶつかりましたが、友達、保護者、先生方などと力を合わせて乗り越えることができました。来週からは3年生の元気な声が聞こえないのかと思うと寂しいです。新中1・2年生と教職員一同、3年生の皆さんのことをずっと応援しています!

3年生の教室は、担任の先生からのメッセージと3年間の写真でいっぱいになりました。


祝電もたくさん届きました。送っていただいた皆様、ありがとうございました。

1・2年生で3年生教室を飾りつけました。

3年間の思いが込められた、立派な答辞でした。

3年生の今年の合唱は「正解」です。3年生の歌は迫力があります。
式の最後は全校合唱「群青」を歌いました。

校内に1・2年生と教職員より、3年生へのお祝いメッセージを掲示しました。
3年生から1・2年生へのメッセージも掲示されています。3年生ありがとうございます!1・2年生の皆さんは週明けに登校したら、ぜひ見てください。



 

令和3年度 東京都新島村立新島中学校 式辞

 

 本日は、新島村村長、青沼 邦和(あおぬま くにかず)様をはじめ、ご来賓、保護者の皆様に御臨席いただき、第75回卒業式を挙行できますこと、大変うれしく思います。本日19名の卒業生が新島中学校を巣立ちます。きょうの佳き日が迎えられますのも、皆様方のご支援のお陰と存じます。高いところからではございますが、厚く御礼を申し上げます。 

   保護者の皆さま、お子さまのご卒業、誠におめでとうございます。これまで惜しみない愛情を注いでこられ、お子さまは義務教育すべての課程を修了し、立派な成長を遂げられました。その晴れの姿をご覧になり、お喜びも一入のことと拝察いたします。心よりお祝い申し上げます。                        

  卒業生の皆さん。ご卒業おめでとうございます。みなさんは、2年以上にわたるコロナ禍において様々な制約がある中、できることに集中して取り組んできました。特に今年度は最上級生として、在校生のお手本となり、「明るく、正しく、強く生きる」という新島中学校の伝統を受け継いでくれました。 

 このようにみなさんは立派な成長を遂げました。先ほどお渡しした卒業証書はその印です。この卒業証書には、みなさんにとって大切なことが書かれています。そっと開いてみてください。 

 どうぞ・・・。生年月日、お名前、そして中学校の全課程を修了したことを証するということが書かれていますね。このことについてお話しします。では、そっと卒業証書を閉じてください。 

 まず、皆さんの生年月日です。15年前にみなさんは、この世に誕生しました。ご両親は皆さんの誕生を大変心待ちにし、喜んでくれました。人間の子供は誕生から約3か月は一人では何もできない状態で生まれてきます。その間、ご両親はつきっきりで育ててくれました。みなさんは、当然記憶にはありませんが、この3か月の間に受けた無償の愛情があるからこそ、その後、1歳、2歳と健やかに成長し、今の自分がいるということを忘れてはなりません。  

  次に、皆さんのお名前です。今お話しした通り、ご両親からの最初の贈り物は命です。そして、2番目の贈り物は皆さんのお名前です。数日前に証書に書かれた皆さんのお名前を一人一人確認しました。名前を付けてくださった方の様々な思いが皆さんの名前に込められています。でも、皆さんのお名前に共通していることは、幸せを願ってつけてくれたことです。一人一人のお名前が違うように、幸せの在り方は一人一人違うものです。人と比べる幸せではなく、自分なりの幸せを見出してください。 

 では、「中学校の全課程を修了したことを証する」という意味についてお話しします。この全課程とは何でしょうか。中学校で学ぶべき全てのことがらです。たくさんあります。でも、その中で一番多くの時間をかけて皆さんが学んできたのは教科の学習です。つまり学力です。

  学力は皆さんの可能性と将来の選択肢を広げてくれる大切なものです。高校や大学など上の学校に進んでもそれは同じです。これからはもっと専門的な勉強になりますが、目標をもってしっかり取り組んでいってほしいと思います。 

 一方で、みなさんは教科の学習以外にもたくさんのことを学んできました。学級活動、行事、生徒会活動、部活動などです。思い出してみてください・・・

 楽しかったこと、苦しかったこと、成功したこと、失敗したこと、友達との関り、助け合い、時には喧嘩をしたこともあったかもしれません。それら、すべての経験を含めたものが中学校の全課程なのです。これらの経験は学力とは違い、点数では表せません。また、正解となる模範解答もありません。でも、大人になるための大切な経験です。

  皆さんは、これらの経験を通して、人の喜びを自分のこととして喜び、また、人の悲しみを自分のこととして悲しむ、そういうことができるように成長してきました。これは、人として一番大切なことです。 

 そして、このような心の成長があればこそ、先ほど言った学力が活きてきます。学力によって高めた自分の可能性を、自分だけのためではなく、周囲の人のため、新島のため、そして広く社会のために役立てていくことが大切です。このように豊かな心に支えられた学力こそが本当の生きた学力でなのです。 

 みなさんは、今お話ししたことをこの3年間、経験を通して学んできました。このことが、卒業証書に記されている「中学校の全課程を修了したことを証する」の意味となります。

  結びになりますが、卒業証書の左上に番号が記されています。それは新島中学校の最初の卒業生から数えて、皆さん一人一人にその番号が付されたものです。それだけ多くの卒業生がいるのです。これまでの卒業生が築いてくださった伝統の上に、皆さんが新島中学校で学び、さらにその伝統を後輩たちに繋いてくれました。

  19名の卒業生の皆さんが、伝統ある新島中学校の卒業生であることに誇りを持ち、幸せな人生を歩んでくれることを願い、卒業式式辞といたします。

 

令和4年3月18日 東京都新島村立新島中学校 校長 石川 鋭一郎



1学年 進路学習

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