今週は全校朝礼から始まりました。先週の金曜日は天候の影響で休校となりましたが、皆さんの元気な姿を見ることができ安心しました。日ごろから避難訓練を中心に、緊急時に対応できる体制を整えていきましょう。
校長先生からは先日行われた地区音楽会について、お話がありました。 |
今年度前期生徒会役員選挙について、選挙管理委員長よりお知らせがありました。みんなで新中をよりよくしていきましょう! |
生徒の皆さん、おはようございます。
先週は、大変な大雨でした。各地で大きな被害が出ましたが、みなさんの家の周りはどうでしたか。まずは、皆さんが無事でなによりです。また、バレー部は公式戦に出場予定でしたが、船の欠航で参加できませんでした。保護者の方も一生懸命動いてくれましたが、安全第一のため止む無く参加辞退となりました。公式戦そのものが中止となってしまった部もあります。大変残念でなりません。でも、練習試合という形にはなりますが、是非、経験させてあげたいと思っています。
さて、先日の地区音楽会の全校合唱曲「手紙」、とても感動しました。ありがとう。みなさんは、未来への手紙を書いたことはありますか。タイムカプセルにいれるようなことがない限り、なかなか書く機会はないと思います。私も書いたことはありません。
でも、未来への手紙を書いてみる価値はあると思います。今日はこのことについてお話しします。
何かに悩んでいるとき、それがどうしようもない悩みであるとき、どうすればいいでしょうか。信頼できる誰かに相談するのが一番いいかもしれませんが、相談もできないときがあるかもしれません。
そんな時、その悩みを未来の自分にあてて書いてみるとどうなるでしょうか。人は、文字にして自分の気持ちを書くことによって、悩みそのものは解消されませんが、まず、気持ちが少し落ち着きます。次に、悩みが整理されてくると思います。では、どのように整理されてくるのでしょうか。
それは、自分では変えられるものと変えられないものに整理されてきます。
例えば、過ぎ去った過去は変えることはできません。でも、未来は変えることができます。自分以外の人を変えることはできるでしょうか。難しいですね。でも、自分を変えることはできます。
島に住んでいると、自然の厳しさは変えることはできませんが、その中でどう生きるかについては変えることができます。また、事実は変えられませんが、それに対する見方とか評価は変えられます。
ここに歴史の教科書がります。ここに書かれていることは過去に起きた事実です。それを変えることはできませんが、その事実がよかったか悪かったかの評価は自由です。歴史は、過去を学ぶことにより未来を創るためのものですが、歴史の教科書の後ろに白紙のページがあるといいですね。未来をどう創っていくかのページになります。この歴史と未来を自分のこととして置き換えてみることができます。
このように、自分の今の悩みを文字にして書くことにより、自分で変えられないことと、変えられることの整理がなされてくるのではないでしょうか。そうすると、変えられないことは受け入れて、変えられることに意識を向けることで、これから目指すべき方向性が見えて、気持ちが少し楽になると思います。
最後に、その未来の手紙を受け取った大人の自分はどう思うかですが、これは終業式の日にお話しします。終わります。