2019年9月26日木曜日

全校朝礼の校長講話


令和元年9月24日

全校朝礼
 おはようございます。


 このたびの台風では、大変多くの被害が出てしまいました。電気と水道は復旧しましたが、中には大きく破損したおうちもあり、まだ日常の生活に戻れていない方もいらっしゃいます。一日も早く復旧できることを願っています。
 また、私たちにできることは何かと言うことも考えていく必要があります。生徒のみなさんが自宅や地域の後片付けや掃除に取り組んでくれました。野球部の皆さんは、離島甲子園出場にあたり多くの方のご支援をいただいたということもあり、台風の後の地域清掃に取り組んでくれました。これらの皆さんの取組、素晴らしいと思います。みなさんは、新島の地域の一員としてその力を発揮してくれました。
 
 さて今日は、このたび台風という恐ろしい自然の猛威に見舞われましたが、改めて、人間は自然の中でどのように生きていけば良いかということについて、考えさせられました。そこできょうは、このことについてお話しします。

みなさんは、宮崎駿さんのジブリ作品「天空の城ラピュタ」を見たことがありますか。
ラピュタという空飛ぶ王国があり、恐ろしい武器をもって世界を制覇したのですが、すでに今は滅んでしまいました。でも、恐ろしい武器はまだ壊れていません。飛行石というペンダントがあれば、それを操ることができます。そのペンダントをもっている主人公のシータから、それを奪い取ろうとするムスカという者がいて、シータが追い詰められてしまうという場面です。 


シータ 「ラピュタがなぜ滅んだか私にはわかる」
    「土に根を下ろし、風と共に生きよう 種と共に冬を越え、鳥と共に春を謳お 
     う」、「どんなに恐ろしい武器をもっても、たくさんの可哀想なロボットを 
     操っても、土から離れては生きられない。」
 ムスカ 「ラピュタは滅びない。ラピュタは人類の夢だからだ」


パズー 「シータ、滅びの言葉を使うんだ、いいね」

シータ 「うん」

シーアとパズー 「バルス!」

ムスカ 「あー、目が、目が・・・・」

 このシータの台詞、「どんなに恐ろしい武器をもっても、たくさんの可哀想なロボットを操っても、土から離れては生きられない。」ですが、次のように言い換えることができます。


 「どんなに便利なものを手に入れても、自分の思い通りの生き方ができても、自然から離れて生きられない。」どうでしょうか。
 
 自然の中には、多くの恵みもあれば、台風や地震のような災害もあります。そこも含めて自然から離れて生きてはいけません。このシータの言葉には、今の私たちも生活やものの考え方に対して、「今のままでいいのかな」というメッセージが含まれていると思います。

 皆さんは、どう思いますか。終わります。

 

4/30(火)クリーン活動延期のお知らせ

本日4/30(火)に予定されていました、小中高のクリーン活動ですが、雨天および雷注意報発令中のため5/2(木)に延期いたします。