令和3年4月6日
始業式
新2年生、新3年生の皆さん、進級おめでとうございます。そして、明日8名の新入生を迎えます。2年生は上級生として、3年生は最上級生として、新入生を温かく迎えてください。
今年度もしばらくはコロナ禍の影響でマスクの着用、ジャージ登校などの感染症対策を継続して行います。不自由を強いることになりますが、できることに集中して取り組んでいきましょう。
それでは、令和3年度の初めにあたり、みなさんへ2つのことをお話しします。
1点目は、「時間を大切にしていきましょう」ということです。
1年前、入学式の翌日から2か月間の臨時休校を経験しました。その経験から、こうやって学校に登校し仲間とともに勉強できるということは当たり前ではないことが分かりました。とても大切な時間です。
今年度は、昨年度よりも多くの行事ができると思います。日々の学習や行事への取り組みを通して、学校生活を充実させてほしいと思います。忘れてはいけないことは、この3月に卒業していった先輩たちが経験できなかった行事がたくさんありました。その先輩たちの分まで、これからの行事に真剣に取り組み、新島中学校の伝統が受け継がれるようにしていきましょう。
時間は、停まってくれません。もし、怠けてしまったとしても、その間、時間は待ってくれません。そして、過ぎ去った時間は決して取り戻すことはできません。だから、一日一日を大切に過ごしていきましょう。でも、息抜きをする時間も大切ですね。だから、息抜きする時間も計画に入れて、時間を有効に使っていきましょう。
3月25日の修了式の日に、ドラえもんの言葉を紹介しました。それは、「未来なんて、ちょっとしたはずみでどんどん変わる。だから先のことを悩むより、今を一所懸命に生きればきっといいこともあるさ。」覚えていますか。
きょうは、もう一つ紹介します。「道を選ぶということは、必ずしも歩きやすい安全な道を選ぶってことじゃないんだぞ。」です。
これは、のび太君がドラえもんの道具に頼り切って、物事を安易に解決しようとしていたことに対する、ドラえもんからの戒めの言葉です。
道を選ぶということは、中学校を卒業した後、どの道に進むかという大きな道もありますが、毎日のちょっとした判断や心がけの積み重ねを大切にしてほしいと思います。
友達との人間関係をどうするか、きょうの授業、委員会活動や係活動、部活動、家庭学習をどう取り組むか、日々判断が迫られます。その都度、安易な道を選ぶか、大変かもしれないが頑張ってみる道を選ぶか、判断するのはその人それぞれです。
その一つ一つの判断の積み重ねが、その人の人格を創っていきます。小さな判断であっても、よく考えて判断するように、心がけてください。
終わります。